夏には夏の甘酒の飲み方がある!
「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養豊富な甘酒。暑い夏はあの甘さがちょっとね、飲みにくいよね…。そんな方に夏らしい飲み方のご提案です。
ひところのブーㇺも落ち着き、すっかり定着した感がある甘酒。ビタミンB群やアミノ酸、オリゴ糖、ぶどう糖などを豊富に含み、「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養豊富ゆえ、日常的に飲んでいる、料理に使っているという人も多いようです。そこで、今ひとたびの甘酒です。といっても、ただ体にいいから飲んでね、ではなく、夏らしい飲み方のご提案です。
甘酒は体にいいけど、暑い夏はあの甘さがちょっとね、飲みにくいよね…。そんな方におすすめの飲み方2種類を紹介します。
甘酒+炭酸水で、その名も甘酒炭酸!
まずひとつめは、甘酒を炭酸水で割った甘酒炭酸。炭酸水で割ると、甘みが弱まり、キリッと爽快な飲み口になります。また、食前に飲むと炭酸水のガスでお腹が膨らみ、食べすぎ予防にもなりそう。炭酸水と甘酒を割る比率は、お好みで。飲みやすい量で割ってくださいね。
米麹を水に浸けておくだけでできる、麹水が爽快!
続いて紹介するのは、麹水。甘酒を作るときに使う米麹を水に浸けて一晩置くだけなので、甘酒を作るよりずっとラク。ビタミンB群やアミノ酸など、麹水は甘酒に劣らない栄養があるといわれています。麹の有効成分は水に溶けやすいため、水に浸けておくと水に溶け出てくるからです。そして、甘みが弱い分さらっと飲みやすく、糖質も低め。飲まない手はありませんよね。
麹水を抽出した後の麹は、2回はくり返して使えますが、栄養分ができってしまうため3回以上使うのはやめましょう。2回使い終えたら、捨てずに米と一緒に炊いたり、パンケーキや蒸しパン、マフィンなどに加えるとおいしくいただけます。米と炊く場合は、米1合あたり、麹水に使った麹50gが目安で、水の量は普通に炊く場合と同じで大丈夫です。パンケーキなどに加えると、麹そのものに甘みがあるので、はちみつなどをかけなくてもほのかな甘みがあります。
麹水の材料と作り方
1.清潔な瓶などに米麹100gを入れる。
水500mlを入れて、冷蔵庫で一晩置く。
できあがったら必ず冷蔵庫で保存し、3~4日で飲みきってください。
最初に書いたように、甘酒はとても体によいものなので、疲れがたまりやすい夏こそ上手に取り入れてほしいものです。炭酸水で割ったり、水に浸したりして夏中積極的に飲み、元気に暮らしましょう!
麹水をお好きなものと混ぜるだけ!
麹水+プレーンヨーグルト+ガーリックパウダー+クミン+塩
麹水+トマトジュース
麹水+青汁
使い終えた麹水の麹を使って
麹パンケーキ
●材料(1人分)
パンケーキミックス…100g
卵…1個
牛乳…100~150ml
麹水に使った麹…100~120g
サラダ油・バター・はちみつ・ブルーベリー…各適量
●作り方
1.ボウルにパンケーキミックス、卵、牛乳を入れてよく混ぜる。麹水に使った麹を入れて、さっくり混ぜる。
2.フライパンにサラダ油を熱し、1を数回に分けて焼く。器に盛り、バターやはちみつをかけ、あればブルーベリーをのせて食べる。