この夏は、ゼラチンで肌力をup!
夏なのに肌がカサつく、何となく潤いが足りない…。という人は、ゼラチンを食べてみませんか。皮膚は、ほとんどがコラーゲンからできていると言われ、ゼラチンを食べると、体内で分解吸収されて、コラーゲン生成の原料になると考えられています。
夏なのに肌がカサつく、何となく潤いが足りない…。という人は、高価な美容クリームを塗ったり、美容ドリンクを飲んだりするよりゼラチンを食べてみませんか。ゼラチンって、ゼリーなどを作るときに使うアノ粉状のものです。豚や魚の皮や骨の主成分であるコラーゲンに、熱を加えて抽出したものがゼラチンです。皮膚は、ほとんどがコラーゲンからできていると言われています。そのため、ゼラチンを食べると、体内で分解吸収されて、コラーゲン生成の原料になると考えられています。
ゼラチンからコラーゲンをとる時、効率よく摂取するにはビタミンCをあわせてとることがマスト。ビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かせない栄養素であり、ビタミンCが不足するとコラーゲンの生成はむつかしいといえるからです。
では、実際にゼラチンを食べる場合、1日にどれくらい食べればよいのでしょうか。一般に、一日当たりの推奨量は、1~1.5gとされています。ゼリーを作って食べてもいいですし、手軽にとるならコーヒーやスープに加えて飲んでもいいでしょう。とる時間もとり方も自由です。まれに、ゼラチンでアレルギー反応を引き起こす場合があるので、その傾向がある人は気をつけてください。
牛すじや鶏肉の軟骨でコラーゲンを補給
ところで、コラーゲンを食品からとりたいという人もいるでしょう。もちろんそれも可能です。ゼラチンを食べなくても、日常の食事でコラーゲンがまかなえればそれにこしたことはありません。コラーゲンの含有量が高い食品ナンバー1は、牛すじ。続いて、鶏の軟骨、鶏の砂ぎも、鶏の手羽先、鶏の皮などです。たとえば10gあたりのコラーゲン含有量は、牛すじだと0.5g、鶏の軟骨だと0.4gですから、牛すじ20gを食べればコラーゲン1gが摂取できます。意外に少量でとれてしまいますね。とはいえ、毎日牛すじや鶏の軟骨を食べるわけにはいきませんから、こうしたものを食べられない日はゼラチンでカバーするとよいかもしれません。最近ゼラチンが足りないなと感じたら、お味噌汁にゼラチンをひとふり。そんな風にデイリーフーズのひとつとして考えていただければうれしいです。
ゼラチンで作ってみよう
2色のゼリー
●材料(4人分)
〇ミルクゼリーの材料
粉ゼラチン…1袋(5g)
牛乳…250ml
はちみつ…大さじ2
〇オレンジゼリーの材料
粉ゼラチン…1袋(5g)
オレンジジュース…250ml
はちみつ…大さじ2
オレンジ・ミント…各適宜
●作り方
1.ミルクゼリーを作る。水大さじ3にゼラチンをふり入れ、ふやかしたら電子レンジにかけて溶かす。
温めた牛乳、はちみつと混ぜて器に流し入れ、冷蔵庫で冷やしかためる。
2.オレンジゼリーを作る。水大さじ3にゼラチンをふり入れ、ふやかしたら電子レンジにかけて溶かす。温めたオレンジジュース、はちみつと混ぜて1に流し入れ、冷蔵庫で冷やしかためる。
3.あれば、薄皮をむいたオレンジ、ミントを添える。
野菜のジュレ寄せ
●材料(10×18cmの容器‹600ml›1個分)
鶏のささみ…2本
ミックスベジタブル…1カップ
コーン…1カップ
A(水…1カップ、酒…大さじ1、塩…小さじ1/4)
B(水…400ml、顆粒コンソメの素…小さじ2、塩…小さじ1/2)
C(マヨネーズ…大さじ1、ケチャップ・チリソース…各小さじ1)
粉ゼラチン…2袋(10g)
●作り方
1.小鍋にAを入れて煮立て、ごく弱火でささみをゆでる。ささみの粗熱をとって裂く。
2.水大さじ5にゼラチンをふり入れ、ふやかしたら電子レンジで溶かす。
3.容器に、ミックスベジタブル、1、コーンを順番に並べて入れる。
4.Bを温めて2と混ぜ、3に流し入れて冷蔵庫で冷やしかためる。
好みで、Cを混ぜたソースをかけて食べる。
白ごま豆腐
●材料(10×15cmの容器‹400ml›1個分)
豆乳(無調整)…200ml
白練りごま…50g
粉ゼラチン…1袋(5g)
塩…小さじ1/5
A(だし…50ml、みりん…小さじ1、薄口しょうゆ…小さじ1/2、塩…少々)
●作り方
1.水大さじ3にゼラチンをふり入れ、ふやかしたら電子レンジで溶かす。
2.鍋に豆乳、白練りごま、塩を入れて温め、1を加えて混ぜる。容器に流し入れて、冷やしかためる。
3.Aをひと煮立ちさせて冷まし、食べやすく切った2にかける。