寒天で作るトマトかんでお腹スッキリ
以前このコーナーでも取り上げたことがある、「寒天」の第二弾。寒天というと、海藻から作られた、ほぼノーカロリー、ノー糖質で食物繊維に優れた食品、というのはよく知られているところですね。今回再び取り上げたのは、「より効かせる」ための食べ方を知って欲しいからです。
以前このコーナーでも取り上げたことがある、「寒天」の第二弾です。以前の記事はこちらからご覧ください。
寒天というと、海藻から作られた、ほぼノーカロリー、ノー糖質で食物繊維に優れた食品、というのはよく知られているところですね。日常的に食べていると、お通じがよくなる、ダイエットに効くというのも周知の事実。今回再び取り上げたのは、「より効かせる」ための食べ方を知って欲しいからです。
寒天は、昔ながらの細長い棒寒天(角寒天)、細いひも状の糸寒天、パウダータイプの粉寒天の3種類があります。確かにどれも寒天ですから、ファイバーリッチなのはいうまでもありません。手軽に、水に浸してちぎって炒めたり、そのままみそ汁やサラダに入れたりして食べている人も多いことでしょう。もちろん、こうした食べ方でも食物繊維はじゅうぶんにとれます。ですが、より効率的にとるには、沸騰したお湯でしっかり煮溶かして、ゼリー状やスープ状にして食べるのが正解。たっぷりのお湯で煮溶かした寒天は、水を含んでふくらんだ状態のまま胃や腸を通ります。そのため、適度にお腹をふくらませて食べすぎを防ぐ、腸を刺激して排泄を促すなど、寒天をそのまま食べたとき以上のパワーを発揮してくれるのです。
さて、ここで気をつけたいのが食べるタイミング。寒天は、ぜひ夕食前に食べてください。野菜から食事を始めることを「べジファースト」といいますが、今日からは、ぜひ「寒天ファースト」で!食前にとり、お腹をある程度ふくらませてしまうのです。できれば、5~10分くらい時間をかけてゆっくりとるとよいでしょう。もちろん、寒天さえ食べていればよいわけではありません。普段から、運動を積極的にする、早食いはしないなどの心がけも忘れないでくださいね。
ところで、寒天というとスイーツのイメージが強いですが、今回おすすめしたいのが「トマトかん」。水で煮溶かした寒天とトマトジュースを混ぜて固めたもので、とくに甘みも塩味もつけないため、いろいろな食べ方ができます。たとえば、しょうがじょうゆをかけて冷ややっこ風にしたり、はちみつをかけてデザートにしたり。コロコロに切ってスープやシチューに浮かべたり、サラダにトッピングしてみたり。
また、スープを作るときに具材といっしょに煮溶かしてそのままいただくのもおすすめです。できたてはさらさらですが、時間がたつとともにとろとろ→ぷるぷる→つるんつるんに変化。いろいろ試して、お好みの食感をみつけてくださいね。
トマトかんを作ってみよう
1.煮溶かす
鍋に水1カップ、粉寒天を入れて混ぜ、中火にかける。煮立ったら、かき混ぜながら弱火で2分加熱する。
2.トマトジュースを加えて混ぜる
火を止め、トマトジュース1と1/2カップを加えて手早く混ぜる。
3.バットに入れて固める
バットに流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。3~4日で食べきりましょう。
完成!
トマトかんのはちみつがけ
・材料と作り方
1.上記を参考にトマトかんを作る。
2.トマトかんを食べやすい大きさに切って器に盛り、はちみつをかける。
トマトかんともずくの和えもの
・材料と作り方
1.上記を参考にトマトかんを作る。
2.トマトかんを食べやすい大きさに切って、もずくと和える。