黒豆でまんぷくダイエット

黒豆とは黒い大豆のことで、一時期、むくみがスッキリする、冷えによいといった理由から黒豆茶が話題になったこともあります。今回は、食物繊維をたっぷり含み腹もちのよい食品である黒豆のダイエット効果をクローズアップしたいと思います。

黒豆

さて、黒豆でダイエットとはどういうことでしょうか? 黒豆は、豊富な食物繊維のおかげで腹もちがよいほか、大豆イソフラボンが食欲を増進させる物質の働きをおさえて、その結果食欲がセーブされるためダイエットによいといわれています。

ご存知のように、大豆イソフラボンは普通の大豆にも含まれていますが、黒豆だけに含まれているのが、ポリフェノールの一種であるアントシアニン。これは、紫色の色素の一種で、体内に取り込んだカロリーをどんどん消費する作用があるといわれています。つまり、黒豆を食べるだけで、体脂肪を減らす働きが期待できるというわけです。さらに黒豆には、糖質の代謝を促すビタミンB1と、脂質の代謝を促すビタミンB2が豊富。そのため、黒豆の栄養を効率的にエネルギーにかえてくれるというわけですね。

また、鉄分も豊富なため、ダイエット中に心配な貧血の予防にもなりますよ!


まだまだある! 黒豆パワー

美肌効果

肌に潤いをもたらすヒアルロン酸や、肌にハリを与えるコラーゲンの生成を助ける成分がたっぷり! シミの原因となる活性酸素を除去し、シミやシワの予防にも。

花粉症の予防に

免疫力を高める成分や、炎症を抑える成分、鼻の粘膜を強くする成分の相乗効果で、花粉症のケアによいといわれている。

脳を活性化

脳の働きを活性化する、神経伝達物質を合成するレシチンを含み、記憶力や集中力がアップ!

むくみがスッキリ

余分な水分を排出させるカリウムの影響で、むくみがスッキリする。


黒豆の水煮を作り置きすれば、いつでも黒豆が食べられる!

まとめて作っておけば、いつでも手軽に食べられます。冷蔵庫で3~4日は日持ちします。

黒豆の水煮

●材料(作りやすい分量)
黒豆…200g
水…3カップ
●作り方
1.黒豆を3倍量の水に5~6時間浸す。
2.浸した水ごと鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を弱めて20~25分ゆでる。
3.そのまま冷まして、密閉容器などに入れて冷蔵庫で保存する。

浸しはじめ

黒豆

5~6時間浸すと水を吸ってふっくらする

黒豆

ゆであがり。このまま食べても甘みがありおいしい

黒豆


おいしい黒豆料理

1日に食べる黒豆の目安は、およそ70g(水煮で約150g)。
サラダやスープにトッピングしたり、煮込み料理に使ったりしてどんどん食べましょう!

サラダ

黒豆入りサラダ

●材料(2人分)
黒豆の水煮…80g
かぼちゃ…50g
紫玉ねぎ・赤パプリカ・パクチー・コーン…各適量
好みのドレッシング…適量

●作り方
1.かぼちゃは小さめのひと口大に切り、やわらかくゆで水気をきって冷ます。
2.紫玉ねぎ、赤パプリカは細かく切る。パクチーは粗みじん切りにする。
3.ボウルに、黒豆、1、2、コーンを入れて好みのドレッシングで和える。


チリコンカン

黒豆入りチリコンカン

●材料(4人分)
黒豆の水煮…300~400g
合いびき肉…200g
玉ねぎ…1個
にんにく …1片
ベーコン…2枚
赤ワイン…1/2カップ
トマトの水煮(カットタイプ)…1缶(400g)
A(ケチャップ大さじ3~4、カレー粉小さじ1 ~2、クミンシード小さじ2 、シナモン小さじ1 、チリペッパー少々)
オリーブ油・溶けるチーズ…各適量

●作り方
1.玉ねぎは粗みじん切りに、にんにくはみじん切りにする。ベーコンは細かく切る。
2.鍋にオリーブ油を熱し、にんにくを炒める。香りが立ったら、ベーコン、合いびき肉を炒める。肉の色が変わったら、玉ねぎを加えてさらに炒める。
3.赤ワインを加えて煮立て、トマトの水煮と黒豆の水煮を加える。時々混ぜながら中火で10~15分煮る。Aを加えて、塩とこしょうで味を調える。
4.器に盛り、溶けるチーズをトッピングする。


ディップ

黒豆ディップ

●材料 (2~3人分)
黒豆の水煮…100g
玉ねぎ・トマト…各1/4個
おろしにんにく…1片分
レモンの果汁…大さじ1
黒豆の煮汁…50~100ml
オリーブ油…大さじ1
塩…少々

●作り方
1.フードプロセッサーなどに材料を全て入れ、粒々が残るくらいにかく拌する。最後に塩で味を調える。
2.器に盛り、好みの野菜やクラッカーを添える。
※フードプロセッサーがない場合は、野菜はみじん切りにして黒豆の水煮はフォークの背などでつぶして混ぜる。

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