身近な野菜を使って簡単薬膳料理を始めよう!

 だるい、むくむ、なかなか寝つけない、食欲が落ちる…。じめじめと湿気が高くなるこの時期になると、何となく体調がすぐれないプチ不調に悩む人が多いみたい。梅雨から夏に向かうこの時期は、私たちの体の中も湿気が横行している…。というのは、薬膳の考え方。薬膳とは、季節や環境、体質に合わせたものを食べ、食から体をいたわろうとする考え方です。漢方薬の材料や薬草を使った食べ物と思われがちですが、スーパーで買える食材で手軽に作れるものなのです。

そこで、この薬膳を食のスタイルに取り入れて、初夏から夏にかけてのプチ不調をケアしてみませんか?


身近な材料を使って、キッチン薬膳を始めましょう!


ただし、身体にいいからといって「ばっかり食べ」は、NG。たとえば、身体の熱をとろうと夏野菜ばかり食べすぎると、かえって身体を冷やすなどよくない影響もあるからです。
では、初夏から夏に向けてのありがちな不調ごとに身体をケアする薬膳の考え方とレシピを紹介します!


「脾(ひ)」の力を高めてむくみを解消!

まずは、「むくみ」。薬膳では、湿気のダメージで「脾」と呼ばれる胃や腸が弱ると、尿など血液以外の体液の巡りが悪くなり、むくむと考えられています。改善するには、大豆や枝豆といった脾の力を高める食材や、冬瓜やもやしなど利尿作用のある食材を積極的にとるのが大事。逆に、冷たい飲み物や冷房はむくみを悪化させるのでとらないようにしましょう。

ミックスサラダ

・材料(2人分)
枝豆・大豆・とうもろこし(すべてゆでたもの)…各50g
紫キャベツ…1枚
にんじん…1/3本
パセリのみじん切り…小さじ1

A(オリーブ油…大さじ2、酢・レモン汁…各大さじ1、おろしにんにく・塩・こしょう…各適量)

・作り方
①紫キャベツとにんじんはせん切りにする。
②Aをよく混ぜて、枝豆、大豆、とうもろこし、パセリ、①を入れて和える。冷蔵庫で1~2時間味をなじませる。

 

【むくみ対策におすすめ食材】
もやし、豆類、とうもろこし、冬瓜など


「心(しん)」をケアして、不眠対策

 

お次は、「不眠」。この時期、「蒸し蒸しして、なかなか眠れない…」とよく聞きますが、薬膳では夏は「心」と呼ばれる血液を循環させる心臓に負担がかかり、心の働きが落ちて不眠をもたらすと考えられています。心の低下は体力の消耗をもたらし、不眠だけでなく夏バテも招きます。こうした負のスパイラルをストップさせるには、牛乳、はちみつ、れんこんなど安眠をサポートする食べ物で食養生を。

 

ホットミルク はちみつ入り

・材料(2杯分)
牛乳…2カップ
はちみつ…大さじ2

・作り方
牛乳を温めてはちみつを溶かす。

 

【不眠対策におすすめ食材】
はちみつ、牛乳、れんこん、卵など


夏野菜で水分を補給して潤いアップ

この時期にもうひとつ気になる不調を挙げるとすると、「水不足」かもしれません。水不足とは、汗をかいて体内に水分が不足した状態をさし、水分を飲むだけでは解消しません。こんな時とりたいのは、トマトやスイカなど夏に旬を迎える食材です。水分を補給するとともに、体内の余分な熱を冷ます働きをもちます。この時期にきちんと水不足対策をしておくことで、秋を迎えたとき、乾燥トラブルを避けることができることでしょう。

トマトの丸ごとスープ

・材料(2人分)
トマト…2個
白だし…大さじ2
オリーブ油…小さじ1
粗びきこしょう・塩昆布…各適量

・作り方
①鍋に水2カップと白だしを入れて煮立て、ヘタを取って十文字に切り込みを入れたトマトを5秒ほど入れる。
②トマトを冷水にとり、皮をむいて①にもどす。オリーブ油を加えて弱火で5~6分煮る。
③そのまま粗熱をとり、冷蔵庫で冷やす。器に盛って粗びきこしょうをふり、塩昆布をのせる。

 

【水不足対策におすすめ食材】
トマト、スイカ、冬瓜、豆腐など

いかがでしょうか? この夏は、ふだんの食事に薬効のある食材を積極的に取り入れて、簡単な薬膳を食のスタイルに取り入れてみませんか? もちろん、食事はあくまでバランスが大事。
くれぐれも「ばっかり食べ」は、せずにいろいろなものを食べて初夏から夏を気持ちよく過ごしましょう!


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増粘剤と小麦粉は不使用。じっくり煮込んでカレー本来のおいしさを出しています。

 

参考文献:「食べ方を変えればキレイ&元気になる ゆる薬膳。」池田陽子 日本文芸社


みなさんも身近な野菜で薬膳料理を始めましょう♪

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