鶏むね肉のイミダペプチドで、お疲れ回復!
鶏むね肉というと、「パサパサ」「かたい…」など、何となくあまりおいしくないイメージがあるかもしれませんが、健康や美容を意識する人の間では、今ひそかにブームを呼んでいます。いくつか理由はありますが、その筆頭が、疲労回復作用があるとされる「イミダペプチド」という成分が多く含まれている点。イミダペプチドには、持久力アップや記憶機能の改善といった働きも期待でき、鶏むね肉は、良質なたんぱく源としてかなり秀逸といえます。おまけに、「節約食材」といわれるほど、お手頃なところも魅力のひとつ。特売だと、100g58円なんてことも珍しくありません。ならば、デイリーフーズとして食べずにはいられませんね!
鶏肉100gの成分表
カロリー | たんぱく質 | 脂質 | |
鶏むね肉(皮なし) | 116kcal | 23.3g | 1.9g |
鶏もも肉 | 183kcal | 20.5g | 10.2g |
鶏肉もも肉(皮なし) | 127kcal | 19.0g | 5.0g |
さらに鶏むね肉は、同じ鶏肉のもも肉とくらべてもわかるように、高たんぱくで低カロリー、低脂質といえます。筋肉や美肌作りには欠かせないたんぱく質はしっかりとり、脂肪やカロリーは控えたいとき、つまり体系や美容を意識する女性にはうってつけなのです。もちろん、激しく体を動かすアスリートや成長期のお子さんにもおすすめです。
鶏むね肉のおいしい料理法
では、鶏むね肉をおいしく食べるにはどうすればよいのでしょうか? ポイントは、2つ。鶏むね肉がぱさぱさするのは、加熱し過ぎが原因。逆にいえば、加熱は短時間でよく、余熱で火を通すくらいの感覚で料理するのがよいでしょう。また、ステーキやカツなど、鶏むね肉を大きいまま使う場合は、めん棒などでたたき、繊維を絶ってから使うと柔らかくなります。さらに、厚みのある部分は、切り開いておくと火の通りが均一になり、加熱ムラを防げますよ。
さぁ、鶏むね肉を食べてみましょう!
パプリカと鶏むね肉のクミン炒め
・材料(2~3人分)
鶏むね肉…1枚
パプリカ…1個
紫玉ねぎ…1/2個
にんにく…1片
レモン汁…大さじ1
クミンパウダー・塩・こしょう・オリーブ油…各適量
・作り方
①鶏肉とパプリカは大きめのひと口大に切り、鶏肉にはクミンパウダー、塩、こしょうをふって軽くもむ。にんにくは粗みじん切りにする。紫玉ねぎは薄切りにする。
②フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて温め、にんにくの香りが立ったら鶏肉を炒める。鶏肉に半分くらい火がとおったら、パプリカと紫玉ねぎを入れて炒め合わせる。
③レモン汁をふり、塩とこしょうで味を調える。
バターチキンカレー
・材料 (2~3人分)
鶏むね肉…1枚
玉ねぎ…1/2個
バター…30g
トマト水煮缶…1缶
顆粒鶏ガラスープの素…小さじ1
生クリーム…大さじ4
塩…適量
A
プレーンヨーグルト…1/2カップ
おろししょうが・おろしにんにく…各小さじ1
カレー粉…大さじ2
塩…小さじ1/3
・作り方
①鶏肉はひと口大に切ってAと混ぜて、2~3時間置く。
②玉ねぎは粗みじん切りにする。
③鍋にバターと玉ねぎを入れて炒め、トマト水煮を入れて沸騰したら①を汁ごと加える。顆粒鶏ガラスープの素も加えて混ぜ、時々混ぜながら弱火で20分ほど煮る。
④生クリームを加えて混ぜ、4~5分煮たら塩で味を調える。
シンガポールチキンライス
・材料(4~5人分)
鶏むね肉…2枚
米…2合
A
塩…小さじ1/2
酒…大さじ2
B
しょうがの薄切り…4~5枚
ねぎの青い部分…1本分
塩…小さじ1/2
顆粒鶏がらスープの素…小さじ1
C
しょうがのみじん切り…1片分
サラダ油…大さじ2
レモン汁…小さじ1
塩…小さじ1/2
砂糖…少々
・作り方
①鶏肉にAをもみ込み20分ほどおく。
②米は研いで炊飯器に入れ、水を定量まで入れてBを加えて混ぜる。鶏肉をのせて普通に炊飯する。
③炊き上がったら少し蒸らして、鶏肉を食べやすく切り、ご飯にのせる。Cを混ぜたソースを添えて、あればパクチーなどをのせる。
手軽に食べられる!鶏むね肉の加工品もおすすめ
若鶏の胸むね肉を主原料にした、チキンソーセージ。ぷりぷりっとした食感で、あっさりヘルシーです。豚肉で作ったソーセージより、低カロリーなのも魅力。
スライスするだけで食べられる、鶏むね肉のあぶり焼き。アルコールのおともや、前菜におすすめです!
鶏むね肉を上手に利用してヘルシーに疲れを回復しましょう♪