低糖質・低GIのココナッツフラワーをデイリーフードに!
トロピカルな風味で身体にもよいということから、すっかり定着したココナッツオイルですが、今回ご紹介するのは、同じくココナッツから採れるココナッツフラワー。乾燥させたココナッツの果肉を粉状にしたもので、ほのかに甘い香りがします。見た目は小麦粉に似ていますが、なんと成分の約40%を食物繊維が占めると言われており、糖質は約20%と言われているというヘルシーフーズなのです。
食物繊維が約2.5%、糖質が約70%の小麦粉とくらべると、ココナッツフラワーがどれくらい低糖質でファイバーリッチかわかりますね。ちなみに、エスニック食材コーナーなどで売られているココナッツミルクパウダーは、ココナッツミルクを乾燥させたものなので、ココナッツフラワーとは別物であることも多いため、よく読んでお買い求めください。
小麦粉がわりにグルテンフリー食にも使える!
さらにココナッツフラワーは、低GI食品のため、食べた後の血糖値の上昇がゆるやかと言われています。小麦粉のかわり、もしくは普段とっている小麦粉を減らしてココナッツフラワーを日常的に使えば、体にいい影響があるかもしれません。また、低糖質、低GIというだけでなく、小麦やライ麦に含まれるたんぱく質の一種「グルテン」も含まないため、グルテンアレルギーを持つ人や、グルテンフリーな食生活を心がけている人にはとくにおすすめです。
ココナッツフラワーを使ってみよう!
先に書いたように、ココナッツフラワーは小麦粉にとてもよく似ていますが、小麦粉にくらべて水分をたくさん吸収します。ですから、使う際のポイントは、水分を多めに加えること。とはいえ、水分を多く入れ過ぎると、生焼けになったり、おいしく焼きあがらなかったりすることも。また、小麦粉に含まれるつなぎの役割を果たすグルテンを含まないので、つなぎとして卵を使うとよいでしょう。大よその目安として、ココナッツフラワーを小麦粉のかわりに使うなら、小麦粉の1/4~1/3の量を使用し、水分と卵は増やすのがコツです。小麦粉は生では食べられませんが、ココナッツフラワーはそのまま食べられるので、サラダやグラノーラ、スムージーなどに加えて手軽に食べられます。
ココナッツ豆腐ボウル
・材料(作りやすい分量)
A(ココナッツフラワー大さじ4~5、ビターココアパウダー小さじ1、砂糖大さじ3)
ココナッツフラワー…適量
絹ごし豆腐…150g
・作り方
①豆腐は軽く水気をきり、ボウルに入れてつぶす。Aを加えて滑らかになるまで混ぜ、ひと口大に丸める。ココナッツフラワーをまぶす。
パンケーキ
・材料(4人分)
A
ココナッツフラワー…大さじ3
卵…1個
牛乳(または、豆乳)…大さじ4
ココナッツオイル(または、好みの植物油)…小さじ1
ベーキングパウダー…小さじ1/8
ココナッツオイル・はちみつ・バター…各適量
・作り方
①ボウルにAを入れてよく混ぜる。このとき、牛乳が冷たいとココナッツオイルが固まってしまうので牛乳は室温にもどしておくか、電子レンジで人肌に温める。
②フライパンにココナッツオイルを温めて、①の生地を流し入れて両面焼く。
③器に盛り、はちみつやバターをのせる。
白身魚のハーブココ焼き
・材料(1人分)
A
ココナッツフラワー…小さじ1
粉チーズ…小さじ1/2
好みのハーブ…適量
白身魚…1切れ
塩・こしょう・オリーブ油…各適量
・作り方
①白身魚の水気を拭き、塩とこしょうをふって耐熱皿にのせる。
混ぜたAをふってオリーブ油をたらし、トースターで10~12分焼く。
他に、白和え、スムージー、カレー、グラタンのトッピング、スープ、パン、クッキー・ケーキなどのお菓子作りなど幅広く使えます!
おすすめココナッツフラワーはこれ!
オーガニックココナッツフラワー
原料のココナッツはオーガニックにこだわった、パウダー。
ベジタリアン、ビーガン仕様、非遺伝子組み換え食品です。
有機栽培、遺伝子組み換えフリー、無精製、無漂白のココナッツフラワー。
少量サイズなので、まずはお試しで使ってみたい!という方におすすめです。
JASオーガニック認定 ココナッツフラワー
小麦粉の代わりにも使える上に、そのままでも食べれちゃうココナッツフラワー。
誰でも気軽に取り入れやすそうですね♪